こうしてこのメンバーでここでパーティーをするのってこれっきりなのかな?
「竜ちゃんが卒業するまでは引っ越すことはないわ」
ってサンゴちゃんは言ってた。
草さんも大学を卒業したら____あたしもいつかここを旅立つ日が来るのかな?
みんなバラバラになって、お兄ちゃんだって、奈々だって、自分の未来のためにここを離れるんだから応援してるのはあるんだけど、半年ここでみんな過ごした日々は濃厚過ぎて、もっとこのメンバーでここでの暮らしを楽しみたいって思ってた。
やっぱりあたしのワガママなのかな。
あと1週間はお酒の飲めないあたしは裏庭の木製ベンチに座り、ぼんやりと感傷に浸っていた。
誓いの儀式の間中、ずっと鎖に繋がれていた犬のロミがここぞとばかりにみんなの間を駆け回ってる。
尻尾を降りながら食べ物をねだっているらしい。
人間ロミさんが犬のロミを抱き上げた。
ロミ同士のご対面。
ロミさんがロミにキスとしている。
「何、ぼぅとしてんだよ。自分だけ酒が飲めないのが悔しいのか?」
ほれと紅虎がフルーツパンチの入ったグラスを差し出した。
細かく刻んだフルーツをサイダーで割ったものだ。お礼を取って受け取る。

