ワイン色の大きなダリアと真っ赤なバラのウェディングブーケ。
ブーケが手渡された瞬間、ロミさんの笑顔がまた1つ。
ロミさんは紅虎の腕に自分の腕を通すと、新郎白鷹さんと金次神父のいる祭壇へと向かった。
紅虎はグローブをしたロミさんの手を白鷹さんの託した。
ロミさんとは反対に真っ白なタキシードを着た白鷹さんは緊張した面持ちでロミさんと向かいあった。
お腹のボタンがはちきれそうなのは幸せ太りのせいかな?
「アナタハ~ シンプ ロミヲ ツマトシ~ スコヤカナルトキモ~ ヤメルトキモ~ アイスルコトヲチカイマスカ~?」
金次くんは分厚い本を片手に胸を張りながら、神父の役に没頭してる。
果たしてその言葉は合っているのか解らないけれど。
お兄ちゃんと草さんはそれぞれ撮影係に徹している。
隣で見守っていたサンゴちゃんと奈々がもう耐えられないとお腹を抱えて笑い出した。
「何で片言なの~」
「超ウケる~」
白鷹さんは神父の問いに「はい、誓います」と真面目に答えていた。
「ユビワノ コウカンヲ シマス」
神父の合図で奈々がリングピローを差し出した。
奈々はロミさんのブーケを代わりに持ち、彼女の手袋を外した。

