「Romi, You're beautiful.」
うっとりとした視線でドレスに着替えたロミさんに紅虎が囁いた。
ロミさんはThanksと笑顔で答えてた。
キレイなロミさんにちょっぴりヤキモチ。
紅虎とロミさんを残して、奈々とあたしは裏庭に出た。
「ロミさんの準備出来たよ」
奈々がすでに裏庭に集まってたみんなに告げると、壁際の木製ベンチにスタンバイしていた桃井くんがキーボードでウェディングマーチを弾き始めた。
サンゴちゃんが扉を開けると、そこには紅虎とロミさんが立っていた。
扉が開いた瞬間のロミさんの表情は期待以上のものだった。
この裏庭を作るのにサンゴちゃんもあたしも寝ずに頑張った。
扉が開くと両脇には、あたしの背の高さ位まであるハイビスカスのトピアリーが庭の奥までいくつも並んでいる。
足元にはレッドカーペットを敷いた。
芝の緑に映えて余計に鮮やかに見える。
お手製のバージンロードだ。
バージンロードの先には祭壇を作り、神父に扮した金次くんが2人の到着を待っている。
長方形の裏庭を3方に囲む花壇を全てサルビアで埋め尽くした。

