車のエンジン音が聞え、バタンとドアが閉まる音が聞こえた。
門扉を開いた時に聞える蝶番の軋む音と、玄関のステップを上る足音。
ピンポーン
呼び鈴が1度だけ鳴り、ゆっくりとドアノブが回ると扉が開いた。
お揃いのスーツに身を包んだ金次くんと鳩羽さんに連れられて、手錠を掛けられ、頭に髪袋をすっぽり被ったターゲットが2人。
鳩羽さんが手錠を外し、金次くんが頭を覆った紙袋を取った瞬間___
パーン パン パン パン
クラッカーが鳴る。
「手荒な事してごめんなさい。ウェルカム トゥ アワー パーティー」
クラッカーから放たれた紙テープを被り、ぽかんと口を開けたままのロミさんと白鷹さんに微笑んだ。
「ロミはこっちね」
ロミさんは奈々とあたしに腕を引っ張られ、奈々の部屋へと向かった。
白鷹さんは紅虎とお兄ちゃんに引っ張られ、紅虎の部屋へと階段を上がって行った。
「どういう事なの?」
奈々に言われるままに化粧台の前に座らされたロミさんが訊ねる。
「これからロミさんの結婚パーティーをします。計画したのは紅虎、あたしたちが全てを用意したから、今日は楽しんでね」

