作戦当日の朝、見渡す限りの青空が広がった。
雲1つない快晴、幸先のいいスタートだ。
Team 紅虎の面々はスーツに着替えてリビングに集合していた。
テーブルの周りをうろうろしたり、ソファに座りつつも時間を気にしたり、合図が来るのをみんなそわそわした面持ちで待っている。
ロミだけが楽しそうに尻尾を振りながら、みんなの周りを行ったり来たりしている。
「ピンポーン」
呼び鈴が鳴り、玄関の扉を開けるとカヲルさんが立っていた。
両手にプレートを持っている。
「カヲルさん、おはようございます。すみません、休みを頂いた上に、無理なお願いして」
「諭のお姉さん(金次母)が店を手伝ってくれるから大丈夫よ!」
カヲルさんからプレートを1つ受け取ると、こっちですと客用スリッパを出して、リビングへと案内した。
「それに、こういうお願いだったら大歓迎よ」
カヲルさんがにっこりと笑う。
開けっ放しの玄関から諭さんが巨大なケーキを運んで来た。
「わぁ、すごい!これ全部本物?」
ケーキを見た奈々がはしゃいだ声を上げた。
とりあえずここに置いて下さいとテーブルを指差した。

