「その言葉を聞いたら、兄貴と結婚するならロミは幸せになれるだろうなって素直に思ったんだ。あぁ、ロミが結婚する相手が兄貴でよかったんだって」
そう思えたら、心がすっと軽くなった気がした。
たぶんこれでロミさんへの気持ちに踏ん切りがつく。
「よしよし、偉いぞ紅虎」
ロミ(犬)をあやすように頭を撫でると、あんまり調子に乗るなよと睨まれた。
何より、兄弟の仲が修復して良かった。
「それで、考えたんだけど・・・来週末に兄貴たちが帰国するらしいんだよ。で、久しぶりにやっちまおうかと・・・Would you do me a faver?」
悪戯っ子のような笑みをにやりと浮かべて、紅虎はあたしに耳打ちした。
紅虎のステキな提案を聞くとあたしは大いに頷いた。
「そういう事なら、大賛成!早速、緊急会議しよう!!」
にっこりと微笑むと紅虎は思い出したかのように呟いた。
「そういえば・・・あの時、お前、俺に告白・・・」
「あ~、それはなかった事に!!それより、早く帰ろう!早くしないと草さん、また出かけちゃうから、今なら家に全員いるよ!」
紅虎の腕を引っ張り、無理矢理立ち上がらせると、みんなが待つ家へと向かった。

