しかも白鷹さん、仕事では切れる人なのに、紅虎の理不尽な態度に対して、
「反抗期だから機嫌が悪いのかな?」
と決め付けて、勝手に納得しているらしい。
外見も似ていなければ、性格も正反対のようで、温厚って言ったら聞えはいいかもしれないけれど、要するに鈍いのだ。
自分は兄に対して反抗してるのに本人は全く動じてない。
そう思うと余計に紅虎の闘志が燃えるらしい。
「Benitoraがワタシをずっとおもってくれたように、ワタシもずっとHakutakaをおもってました。ワタシ、好きな人のコイビトになれて、ケッコンが決まって、すごくHappyです。だからBenitoraにもお祝いしてほしいです」
ロミさんの言葉を聞いて複雑な気持ちになった。
「・・・ロミさん、紅虎はまだロミさんの事が好きなんだよ。愛犬に「ロミ」って付ける位。大好きなの」
「I know Romi. いっしょにうつったシャシンくれました。ワタシも好きです。でもそれはオトウトとして、きもちは変わりません」
せめて、帰国する前に兄弟で話が出来たら・・・紅虎はお兄さんに会う事を拒否しているらしい。
12月に式を挙げる予定のロミさんは、式には紅虎に出席して欲しいらしい。
紅虎の気持ちも解るし、ロミさんの気持ちも解る。
一体どうしたらいいんだろう?
あたしに出来る事は?

