慌ててフォローを入れる。
お兄さんの婚約者とは言わないでおいた。
お兄ちゃんに色々聞いた事が紅虎にバレてしまう。
「へぇ、虎ちゃんの幼馴染みね~」
「虎ちゃんが付き合ってあげないの?」
「連絡無しで来たから、思い切りテスト期間に当たっちゃって。明日が丁度、1日空いてるらしくて。付き合って貰えると助かるんだけど」
「あたしは明日、休みだけど・・・」
「私も夕方までだったら・・・」
「私も奈々に同じだわ」
「Really? 助かるわ~。ロミの希望だと浅草に行きたいみたいなんだよね。何回か東京に来てるんだけど、まだ行った事ないらしくて・・・」
ロミさんの話をする紅虎は嬉々としていた。
紅虎の幼馴染みで現在26歳。
サンゴちゃんより1つ年上だ。
日本人とオージーのハーフで、日本語は話せるけど少し苦手。
日本語は読めない。
日光にアレルギーがあるらしく、サングラスと日焼け止めが欠かせないから、なるべく日陰を歩いてくれだとか、一応、プリペイド式の携帯を取ってくれだとか、ロミさんの基本情報を紅虎から教わった。
よろしく頼むよと立ち上がって、紅虎はリビングを後にした。

