明日休みだって知ってて、敢えて今日誘ってくれた?
朝寝坊してもいいように?
紅虎に限ってそんなはずないか。
「どこってBarだよ。一応、18歳以上は入店OKだけど、酒は飲むなよ。葵がうるせぇから。行くんならとっとと行くぞ!」
「待って、着替えるから」
「Huh?着替える必要はない。そのまま来い」
紅虎はあたしの腕を引っ張り、そのまま玄関に向かった。
ちょっと、あたし、部屋着なんですけど・・・初デート、夜のバー、少しはおしゃれくらいさせてよ、紅虎のバカ!
玄関のステップを降りると車で行くからと車庫に回った。
紅虎の指示通りに助手席に乗り込むと、後頭座席にはすでに草さんが乗っていた。
2人きりのデートではないんだなとちょっとがっかりする。
「どういう事なの?」
小声で草さんに訊ねるとわからないと首を横に振っていた。
エンジンが掛かると車は勢いよく車庫から飛び出した。
車は国道を都内に向けて走っている。
車内にはノリのいい音楽、w○ll.i.○m何ていかにも紅虎が好きそうだ。

