携帯の画面にはにっこりと微笑む紅虎とロミの姿が映っていた。
この写真を見ると何故か胸がキュンとなる。
いつもとは違った紅虎の優しい顔。
ギャップにやられるってこういうことなんだろうか?
たぶん、肯定したくない気持ちがどっかにあるんだけど、あたしは紅虎のことが・・・
「花、寝てんのか?」
扉をドンドンと叩き、紅虎の声が聞こえてきて、ベッドから飛び上がった。
びっくりしたせいで鼓動が早くなってる。
深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてから扉を開いた。
「何か用?」
「今から出掛けるけど、お前、ヒマだろ?一緒に来いよ」
「ヒマだろ?ってどうせヒマみたいな言い方・・・どうせヒマだけど・・・って一緒に出掛けるの?あたしと紅虎が?」
それってデート?
あたしデートに誘われてるの?
落ち着いたはずの脈拍がまた速くなっていく。
「出掛けるってこれからどこに行くの?」
時間を見たら9時を過ぎている。

