(「自分の趣味がこういった形で認められた事を大変嬉しく思います。ドラマの一緒に絵の世界観も感じてもらえれば」と笹森本人は語っている)
何、この記事、嘘ばっかり。
隣の紅虎を見ると、難しそうな顔をして画面を眺めている。
「記事、読んでくれた?」
紅虎は顔をしかめたまま、両腕を組んで、背もたれに寄りかかった。
「・・・なんて書いてあるか、簡単に教えてくれ。漢字が多い文章だと読むのに時間がかかる」
「え?漢字読めないの?」
「Shut up. 読めないんじゃない、時間がかかるだけ。だから、お前が読め」
高慢な態度にムカつくものの、今は目を瞑って記事を読む。
どうやら紅虎は漢字が苦手らしい。
だから紅虎はいつも英字新聞を読んでいるんだなと納得。
そんなことを考えながら、記事を読み終わると、紅虎は立ち上がった。
「Damn it.」
小さく舌打ちすると、部屋を出て行った。
紅虎は廊下をまっすぐ行くと「Room4」の草さんの部屋の前で立ち止まった。
「草、いるか?入るぞ」

