Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~



 「森?木が植わってるの?」


 「まさか。違うわよ。ん~何て言ったらいいのかしら?百聞は一見にしかず、一旦見せてもらった方がいいわ」


 というわけで、コーヒーブレイクが終わると、3人揃って草さんの部屋「Room4」に向かった。


 「ここに引っ越すって決まった時、虎が好きに使ってくれていいって言ってくれて、ここは僕の部屋というよりはアトリエなんです。自分がリラックスした状態で絵を描きたいって思ったから、止まらなくなっちゃって・・・」


 照れながら草さんは扉を開いた。


 「うわぁ」


 目の前に現れた世界に思わず感嘆の声が出た。


 絵の具とキャンバスの独特な匂い。

 
 全面の壁にはたくさんの木が描かれ、確かに森のようになっている。


 埋め込み式ワードローブの扉にも木の絵が。


 その木がリアルに描かれているので、遠くまで森が続いているように見える。


 部屋を入って右側にはこの部屋唯一の窓があり、カーテンが開いている窓からは夕陽が射し込んで、暗い森の中に光が降り注いでいるようだった。


 なぜか部屋の中にテントが張ってあり、天井からはハンモックがぶら下がっている。


 床は苔で覆われているみたいになっていて、(草さんが言うには人工苔であって本物ではないらしい。そこについた絵の具がなかなか取れなくて大変だったのとサンゴちゃんが補足した)部屋の中心にはキャンバスが置いてある。


 創作の途中らしい、キャンバスの中には、杉の森が描かれている。