おそるおそるサンゴちゃんの指す方向に視線を移す。
「Room4」の間さんの部屋の扉が少し開いていた。
開いた扉からは血まみれの手首が!!
「キャーーーー!!」
びっくりして振り返り様、サンゴちゃんに抱きついた。
ロミが驚いてあたしの腕から跳び下りる。
サンゴちゃんが尻餅をついて倒れたので、あたしもそのまま、サンゴちゃんに覆いかぶさるような格好になってしまった。
「痛たた」
倒れた時、打ってしまった膝小僧を抱えてうずくまった。
ロミが果敢にも手首に近づいていく。
くんくんと匂いを嗅いでいる。
扉からにゅっと腕が伸びてきた。
血に染まった青白い腕と乱れた長い髪、なめくじのように這いながら、幽霊は扉から出て来た。
さっきの映画のデジャブ?
その様子は白い着物を着た女の幽霊そのものだった。
「イヤーー!!うお~、こっち来るな!」
サンゴちゃんが叫ぶ。
キャンキャンとロミが幽霊の周りを飛び跳ねている。

