舞の視線の先に目をやると、そこには真っ赤に血を流して倒れている舞の“彼氏”がいた。

父さんの死んだところをみたからなれていたのか、悲鳴すら上げなかったものの目からは涙が出ていた。

「お前・・・、これ・・・。」

そう言って俺は携帯を鞄から取り出して病院ととりあえず警察にも電話した。