色彩恋愛

言ってる事がわからなかった。

意味というより、理由が全くわからない。


「…え?突然、なんですか…それ。」

綾は、唖然とするしかなかった。

「翔太のことは諦めろ。俺と翔太は幼い頃からの付き合いだからわかる。あいつは、お前のことなんて何とも思ってない。だから、諦めろよ。」

悠紀は当然かのように言う。

「お前のために言ってるんだ。傷つく前にひいとくのが一番だぜ。」

平然と述べる悠紀。
綾は、そのの顔を見て、無償に腹立たしくなってきて…


-バチンッ


手のひらで、繊細な顔立ちの悠紀の頬を叩いた。

悠紀の頬は、教室と同じ茜色にじんわりとなった。