茫然としていた私に結城くんは振り返り声をかける


「大丈夫か?」



そう言った結城くんの左頬には私を守った勲章

赤くなっていてさらに口からは少し血が出ている



「…っあの、どうして私がここにいるってわかったの?」


だって結城くんは知るはずないよ