イジワル王子の溺愛




そう言われて受け取った箱を、あたしはまだ開けられずにいた







それでも持ち歩き、こうやって翼の所に来るの






今日、おじ様とおば様は決断を下すと言っていた







どんな決断であっても、あたしは受け入れる






きっとあたしじゃ決められない






翼との思い出が多すぎる





「…椎香ちゃん」





いつの間にか寝ていたらしく、あたしはおば様に優しく起こされた







「……おば様…」