イジワル王子の溺愛





「……充くん、あたし」






ギュッと手を握りしめた







「あたし、行ってくる」








一瞬だけ戸惑いの表情を見せたあと、赤い目であたしに微笑んでくれた







「おう。いってらっしゃい。翼によろしくな」







充くんの言葉に頷いて、翼の待つ病室に向かった