ああ緊張した。

一仕事終えたような、そんな気分だった。

パソコンの画面に視線を戻す。

『わかば福祉専門学校』

もう一度、素直に自分のやりたいことに目を向けてみようか。

自問自答してみたが、答えをひねり出せなかった。

したいことをすればいい。

すべきことをすればいい。

もし君島先生なら、自分の気持ちに正直に突っ走るのだろう。

そして目標のために努力するのだろう。

私にブレーキをかけているのは……。

父と母の顔が浮かんだ。

反対されるのが怖い。

しかし、ここでまた諦めたら……私はここで立ち止まったままのような気がする。

成長できないような気がする。

専門学校のホームページをもう一度、食い入るように見た。