「はーい!!」


わざと外にまで聞こえるように大きな声で返事をする。


散らかっているメイク道具の中から最低限必要なものだけを化粧ポーチに入れて、カバンに突っ込む。


バタバタと階段を駆け降りて玄関にある鏡の前で最終チェック。


お気に入りのヘアピンをつけて出来上がり。