「何してんだって聞いてんだよ」
「関係ねぇだろ?」
男はそう言うとあたしの腕を掴み無理矢理立たせる
が
「ちっ」
舌打ちとともにあたしの横でドコッと蹴る音がした。
「いってぇな!」
男は來におもいっきし蹴られたらしく地べたに倒れこむ
「返してもらうよ」
來はまるで氷のような目つきで男を見下ろす。
隣で腕を掴まれているあたしでも怯えてしまう
「じゃ」
來は最後に短く言葉を発し、あたしの腕を掴みながら男がいる逆方向を歩きだした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…