あたしは、來と別れた事で教えられた事があった。


それは


自分では当たり前だと思っている事は

当たり前ではないという事

一緒に帰るのも、お互いの名前を呼び合うのも、手をつなぐのも

全部、当たり前なんかじゃない

だから

これからは、この一つ一つの行動を

大切に思うようにしようと思う

そして、今まで來があたしに幸せをくれた分

これからはあたしが來を幸せにしようと思います。


あたしは日が落ちた夜道の中、來と手を繋ぎながら誓った。

END