【ルオンside】





「和音!しっかりしろっ」



和音はぐったりと
地面にうずくまっている




魔界の…邪気のせいか?



このままじゃまずいな





俺は和音を背中に乗せ、
急いで白狐のもとへ向かった



森を走ること15分ほど



巨大な大木の裏にまわりこみ
太い幹にぽっかりとあいた
切れ目から中に入った