眼鏡をかけていないとこんなにも迫力がないとは。

先生は目を丸くした。


「……今朝、弟に壊されたからな。」


恥ずかしそうに言ったのを聞いて、心の中で呟く。

弟さん、グッジョブ。


とてつもなくダサい眼鏡。

センスのない俺でもそう思った。


「格好いい眼鏡にイメチェンというのもいいだろうな。なー先生。」


「考えておく。」


END