目の前にはドアップの顔面が怖いと有名な教師がいた。

あれ!?俺…何してたっけ?

寝起きのせいでうまく頭回らねぇ!!


「……。」


確か…えーっと…。



「目ぇ覚めたならさっさと自分の教室へ戻れ。」


「え、あ。……ふっははは!」


長い前髪から覗く鋭い目で睨まれているのを見て、つい笑ってしまった。


「何が可笑しい?」

「先生、今日は眼鏡かけてないんすね。」