「仕方ないなぁ。」 はいと渡すと、ひったくるように取って何事もなかったように部屋に戻って行った。 明日はあの人だったな…。 嫌々に思いながら次の日を迎えた。 「…っ兄貴なんで起こしてくれなかったんだよ!一時限目理科なのに…行ってきます!」 「起こしたっての。行ってらー。」 二階から一気に降りてくると、ココアを飲み干し、パン一枚をくわえて家を出て行った。 いつも思うけど器用だと思う。 急ぐのはいいけど絶対いつか転ぶんだよ派手に。