*翔side 俺はニヤニヤしながら部屋に入った。 中には安藤夏樹がいる。 「翔。にやけすぎ。」 「いや、面白くって。」 「あれ、軽くいじめだよ。」 「本人はそう思ってないからだいじょーぶ。」 夏樹とは、隣のクラスになったから、よく一緒につるむようになった。 女子騒がしさは2倍だけど。 「そういえばさ、きっとあの子、メールして来ないんじゃない?」 「いや、あいつ素直だから、絶対してくる。」 「マジで?」 「嘘だと思うんだったら、賭けてみたら?」 「いや、やめとく。」