「ちぃちゃんさ、ケータイ買ってもらった??」

私は笑顔で返す。

「はい!入学するときに買ってもらいました♪」

すると、また沙織が言ってきた。

「ねぇ、ちぃちゃんって?」

私は、こちらも笑顔で返す。

「私のあだ名だよ。人見知りだった私に、もっと馴染むようにってつけてくれたの。」

「へーー。可愛いね♪今度から私もそう言うね、ちぃちゃん♪」

「は、恥ずかしいよ・・・///」

はっとして、先輩のほうを見る。


「すみません・・・。」

「いいよ。でさ、近いうちに教えてくれない?」