私は思わず吉崎の後ろに隠れる。 「あ、ごめん。驚かせちゃったかな・・・?」 そう言って出てきたのは一番最初に出発した人。 私は首をぶんぶんと横に振る。 「まぁ、いいんだけど。このまままっすぐ行くと、階段があるからそこを上ってねー」 「おっけー。」 私はコクコクとうなずきながら、歩く。 「えっと・・・もしかして暗いの嫌い?」 「そそそそそそそんんなことおおおお」 噛みまくる私を見て、 「ははは・・・。」 苦笑いするのでした。