「ま、まぁ、とりあえずくじ回してくから、一人ずつ引いてって。」

「大丈夫。後から変えたりしないから。」

私は回ってきた箱から一枚紙を引く。

「あ、7番。」

「おい、7番のやつ誰だ?」

私の近くにいた男子が大きな声で聞く。

少しざわめき、

「あ。俺だ!!」

さっきのかわいそうな吉崎が手を挙げる。

「お。とうとう神きたか?」

「いや、あいつ、怖がりだからさ、キャーキャー言って終わるぜ。」

「だな。」

「ふっ。見てろよ。俺の勇姿を見たら俺に惚れるものはいない!」

「いないのかよ!」

そんなこんなで時間は過ぎ・・・