「あとは、これなんだよな・・・。」 そういって、箸が止まる。 目の前には真っ黒にこげた魚。 「がんばれ、吉崎!」 「お前だけが頼りだ!」 周りの人たちが見守る中、まったく箸が進まない。 「お、俺にはむ・・・・」 無理だ。 そう言おうとした時だった。 「えっと、私が食べようか・・・?」 片手に箸を持った天使が舞い降りたのだ!(吉崎後日談) 正しくは、私が箸を持ってそういっただけなんだけれども。