「えっと・・・これ?」 「あ、ご飯もあるよ。」 そう言って、ふっくらと炊けたご飯を出す。 一人の女子が少し胸を張って、 「このご飯は千里ちゃんがやったんだーー。超おいしそうでしょ?」 その男子が少し驚いて目を開く。 「鈴川がやったのか?」 「う、うん・・・。」 私は少しうつむきながら小さくうなずく。 「よっしゃ!俺が一番だぜ!」 そういって、ご飯をおいしそうに口に入れる。 「うぉ!炊飯器みてぇだ!」 「まじか。」 「すげぇ。」 皆が感嘆の声を漏らす中・・・