「君らはあそこの席だよー。」 「サンキュー。」 そういって、そちらに進む慧君。 横を向いたとき。 「・・・あれ、鈴川さん・・・?」 「あ。ほんとだ。」 そういうと、一番慧君に近かった人たちが立ち上がり、慧君の背中にいる千里を見る。 「寝てんの?」 「あぁ。というわけで、俺は席に座る。」 そう言って、前へ進む。 そのとき翔がそいつらを少し睨んでいたということに、沙織以外気づいたものは一人だけだった。