だんだん足元がふらついてきて、目の前がちょっとぼやけてくる。 「お・・・とっと・・・。」 頭が重いなぁ・・・。 そのとき、慧君が 「あ、日陰。」 そこから木が生い茂っていて、その先はとても涼しそうだった。 「やった!いそご?」 沙織にそういわれて、手を引かれる。 「うん・・・。」 小さくうなずいて足を前に出したとき。 「・・・あれ?」 足が突っかかったのか目の前に倒れていく。 手を突こうにも片方はバッグでふさがっているし、なんだか頭が動かない。