その周りにいた男子たちのオーラがピンク色になり、筆箱を落とした男子生徒は、鼻を押さえながら教室を出て行った。 その理由が分からない千里は少し戸惑った後、気分を落としながら自分の班に戻っていった。 千里の班の女子が大丈夫?と声をかける。 その日から千里の人気が急上昇したのは言うまでもない。 そして、噂は噂を呼び、昼休みにはこの教室に訪れる人まで現れた。 男女両方ともだが。