でも俺は小さくお礼を言うと、調子わるそーに帰る。 気づかれたのは先生だけだったから、別にいいし。 後ろで真里の騒ぎ立てる声が聞こえたけど、こない。 先生が押さえてるんだ。 「ナイス。先生。」 俺は小さくそう言うと、校門を出た。 公園に向かい、ベンチに腰掛ける。 大きな気の周りに円を描くように設置されたベンチの公園。 俺は数分そこに座ってボーっとした後、携帯を確認。 「・・・やっぱり。」 ネットでは俺の話題で持ち切りだった。