幼馴染はアイドル!!


*夏樹Side

俺は誰もいない廊下まで来ると、慧の腕を放す。

「もう、何なんだよ・・・。」

小さくつぶやく慧をにらむと

「お前、千里からはなれろよ。」

「は?なんでお前にそんなこ「と言いたいところだけれど、まぁ、無理だろうな。俺が言っても聞かないだろうし。」



全く状況を読み込めていない慧を小さくみて笑うと、

「まぁ、せいぜいがんばんなよ。お前にはもう無理だろうけど。」

そう言って、俺は廊下を歩いていく。

「おい、え?どういうことだよー。おーーーい。」

そう言う慧を無視して歩く。