幼馴染はアイドル!!


私は小さくうつむいて

深呼吸をすると、目の前の景色に背を向けた。


そのとき、一粒の水滴がこぼれ落ち、風にまぎれて消えた。





私は携帯を手に取ると、

「沙織?今話したいことがあるから、ちょっときて。」


そういって、私はすばやく学校を出た。