幼馴染はアイドル!!


まさしく、今までの私の行動。

「それは・・・」

すると、最後に言った。


「ま、俺は別にいいけど。


最後に一つだけ。


翔ってけっこういま危ない位置にいるから覚えときな。」


そういうと、夏樹君は慧君の腕をつかんで屋上から出て行った。



ガチャン。

屋上のドアが閉まる音がして、数分が経つ。

私は静かに立ち上がった。


少し前、そうしたように。


顔に風が当たる。

一つ違うのは、今、涙は出ていないということ。