少しうれしそうに微笑む東君。 赤外線でメアドを送りながら、東君が言った。 「あと、名前で呼んでいいよ。」 「へ?」 急に言われて少し驚く。 「そのかわり、自分も名前で呼ぶから。」 「え、うん・・・。」 どうして急にそんなこと言うのかわからなかったけれど、 「じゃあね。えっとけ、慧君。」 「・・・君ついてるけどいっか。ばいばい、千里。」