そんなこともかまわず続ける沙織。
「それでね、一人一人にインタビューしてたのよ。」
「へー。見てみようかな・・・。」
でも、また疑問が。
「でもさ、それと何の関係があるの?」
この異常事態にって言うのはやめておいた。
「うん。最後に、みんなに聞いちゃお!っていうのがあるんだけどさ・・・」
でも、その続きを沙織から聞く前に、別れ道に・・・。
「あ。翔君に見せてもらったら?一冊くらい持ってるでしょ。」
「・・・え、翔に?」
「大丈夫でしょ。隣なんだし。」
「・・・うん。」
翔に話しかけることに気が乗らなかったが、気になるからしょうがない。

