幼なじみじゃイヤなんだ。~誓いのキス~

こういうことひとつひとつ降り積もって“好き”は増えていく。





俺は一体どれだけ桜のことを好きになり続けるんだろう?







「クリーム付いてるよ」


「え!?どこ?」


「ほらここ、ここに付いてるよ」


「…え?どこ?……ひゃっ!……」


「とれた。…なかなかうまいな、このケーキ」


「もう!流瑠ってばっ!」






桜の口元に付いた生クリームをペロッと舌で絡め取れば、桜は真っ赤な顔して頬を膨らませた。