【BL】嫌いだったのに。




選挙日は演説会の翌日。


はぁー。
どうせ無理だろうなぁ。


うちのクラスは
特別進学コースで勉強中心。


他のクラスからは
根暗と言われていた。


俺は根暗とバカにする奴より
うちのクラスの方が明らかに
勉強はできていた。



結局、勉強できないんだから
あとで困るのは自分。



でも嫌われてるのは事実。
勝てる訳ないんだよね。



俺は机に頭を伏せた。



すると、

「おはよ、辻村くん」




え?
俺は耳を疑った。
まさか・・・。


俺のまさかは的中した。
俺に挨拶したのはアイツ。
林田 亮だった。


サッカー部で
見た目はイケメン。
筋肉質でいわゆるモテ男。



嫌いとはいえ
あまり話したこともない俺は
緊張していた。



「あ・・・・お、おはよ。」



なんで急に?
今まで話してなかったよ。



「あ!サッカー部にも
選挙、宣伝しといたからね♪
みんな辻村くんがいいって」



俺は嬉しかった。

サッカー部の人たちが
俺がいいって言ったこと?

ううん。
宣伝してくれたこと。
予想もしてなかったから。



「そうなの!?
ありがと、助かるよ」




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