ハルが先生に私の様子が可笑しいということを言ってくれて、私たちはそのまま保健室に向かった。 私は「過呼吸」をおこしていた。 保健室に着く頃には、私の意識は無くなっていたらしい。 それから救急車を呼び、S病院に搬送された。 S病院に着いてから、しばらくして、私の意識が戻ったと思われた。 しかし、それは「雫」ではなく、「玲」(れい)と名乗る3歳の女の子だったのだ。