真夏の雪

あたしは、聖瑠のその言葉だけで胸の穴が埋まっていくような気がした。



そして、自然と頬が緩み



「あのね、聖瑠。」



あたしが、お父さんに言えなかった事を話し始めた。



「あたしね、この前友達に頼まれて、あたしの、大切な友達と屋台回れなかったんだー。」




木々ね木漏れ日は優しく



「本当はね、謝りたいんだ。その人に…いや、二人ともに。」



蝉は、儚い一生を精一杯生きて。




「本当は、クラスの相楽くんと回りたかったんだって事。」



そこで、聖瑠が口を挟む。


「は?」


「え?なんか、変な事言った?」


「いや、誰それ?」



「ああ、あたしの好きな人。」



あたしが、当たり前に口にすると



「はぁぁぁぁあ⁈」



聖瑠は、ベンチを立ち上がり叫んでいた。