真夏の雪

「お母さんが、『お父さん、空瑠美を呼びに行ってきますね?』って、言ったら…」



あたしの頬には、雫がつたい



「お母さんの手を握って優しく笑ったの」



お父さんにも、涙が流れた。



「そして、少し口を動かして、逝っちゃった。」



あたしは、やっとお母さんを見て



「なんて、言ったの?」




お母さんはまた、優しく笑うと




「空瑠美は強く、優しい子になったか?」



あたしの、大好きなあなたは
ある綺麗な星が浮かんでいたよる。
その星たちに吸い込まれて行った。
小さな小さな、宝を残して。