なんで、怒ってるの? あたしなにかした? 「い、嫌だぁ!」 「!?」 「き、嫌いにならないでっ」 大粒の涙があたしの目から溢れる。 「‥‥嫌いなのは、そっちでしょ?」 ボソリと呟いたケイちゃん。 「朝はいつもどおりだったのに、いきなり避け出すし」 ケイちゃんがすごく傷ついた顔をしてた。 「違うのケイちゃん!別に避けてたわけじゃないの」 「じゃあ、なに」