?「俺が好きなやつはなぁ!」

そう言った瞬間、私が今までもたれかかっていたせいか、襖がガタンっと倒れてしまった。

ーーやばい!

父「……遅いぞ」

綾「あっ!遅れました!九條綾と申します…」

私は顔も上げずにあいさつする。

我ながら何をやっているんだか…。

?「綾……?」

けど、そう言われた瞬間、顔をあげる。

綾「うそ……なんで?」

目の前には、

輝「何で綾がここにいるんだ…?」

輝がいた。