学校が終わった後、向かうはただ一つ。

そう、家。

綾「もう…一体なんなの??」

ブツブツいいながらタクシーをひろう。

綾「九條組まで。」

「はい」

ーーー

「つきましたよ。」

綾「あ、これ。」

指定されている代金を払ってタクシーを降りた。

堂々と門から入る私をタクシーの運転手さんは驚いた目で見ていたけど、今はそんなこと気にしている場合じゃない。

門から家まで歩いて10分かかる道を歩く。

面倒くさい…。

ガラっと玄関を開けると、そこにはお母さんが笑顔で立っていた。

なんか…嫌な予感…

美「説明は後でするからっ」

そう言ってポイッと部屋に投げられる。