輝「そこにあー…」

綾。という前に言葉を詰まらせた。

あいつが女でいるわけねぇ。

そう思い、綾の偽名で尋ねる、

輝「久しぶり。兄貴の学校にさ、綾也ってやついねえか?」

康「綾也?いるけど。綾也がどうかしたか?」

輝「それが分かったらいい。さんきゅ」

そう言うと、一方的に電話を切った。

再び理事長室に戻ると、報告した。

輝「綾は、雷風高等学校にいます…」

大「そうか、じゃあ向かうぞ!」

理事長がそう言ったとたん、俺等は一斉に動き出した。

ーー必ず助けるから、待ってろ。綾

輝sideEND